合成繊維不織布にアスファルトを含浸、コーティングしたシート状のルーフィングを貼り重ねて形成する工法です。熱工法・トーチ工法・常温工法(冷工法)などに分類されます。ルーフィングシートを積層することにより、水密性に優れた防水層が構成されるので、露出仕上げや押えコンクリートで仕上げたり屋上緑化を施したりと多彩な仕上げが可能です。
特徴● 高耐引裂性能
● 温度変化による寸法安定性に優れている
● 保護塗料の種類により軽歩行が可能
● 露出仕様のため、点検 ・ 補修が容易
ウレタン樹脂を塗りつけることで防水層を作ります。ペンキのような液体で塗装するため防水加工する場所の形状を選ばない施工方法です。トップコートを塗布することにより、好みの色にしたり、景観に合わせることが可能です。歩く頻度が高いベランダやバルコニーに適しています。
特徴● 下地の形状を選ばない(複雑な形状にも対応できる)
● 軽いので建物に負担がかからない
● 継ぎ目がないので高い防水性
● 工事費用が比較的安価
● 簡単にメンテナンスができる
塩化ビニル樹脂系のシートを貼り付ける工法です。下地の種類や状態、使用される用途によって「接着工法」と「機械的固定工法」があります。屋外での日光による紫外線やオゾン、熱に対し耐久性があります。
加硫ゴム系シート防水は軽量と柔軟性を活かし急勾配の屋根から変形屋根まで施工可能な防水です。加硫ゴムを原料としたシートを、敷設する防水工法です。耐候性、耐水性、耐熱性に優れており、保護塗料との組み合わせにより、意匠性や機能性の向上も図ることができます。また、シングルプライ(一層防水)のため、工程が少なく、短期間での施工が可能です。
特徴● 高耐引裂性能
● 温度変化による寸法安定性に優れている
● 保護塗料の種類により軽歩行が可能
● 露出仕様のため、点検・補修が容易
「建物の外壁ボード間のつなぎ目」や「外壁とサッシの隙間」など、動きの多い目地または隙間などをシーリング材で埋めることにより、防水性・機密性等を確保することを目的とした工事のことです。シーリング工事を行うことで、建物の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。